前橋市 大胡城址

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大胡城址

 大胡城は大胡氏の居城でした。大胡氏は藤原秀郷の子孫であり、東毛地方で勢力を扶植していた豪族でした。「吾妻鏡」の建久元年(1190年)の記事には大胡太郎の名前が見えますので、鎌倉時代の初期にはすでにこの地域の有力な支配者であったと思われます。しかしこの頃の大胡氏の居館は、現在の大胡城ではなく、城の西300mほどの所にある養林寺の辺りであったのではないかとも言われます。

 大胡城と養林寺は駅からすぐのところにあります。養林寺の敷地は大胡氏が居所としていた由緒ある場所にあり、桃山期の特色を残した山門が残っています。寺の右側一帯が墓地になっており、牧野家墓地は標識によりすぐにわかります。

 大胡城には徳川氏家臣の牧野康成が2万石で大胡城に入城しました。現在見られる石垣構造などはこの牧野氏時代に構築されたのではないかと考えられます。大胡城の古地図によると、越中守屋敷なるものがあり、これは真木越中守3000石のものであると考えられますが、2万石に過ぎない牧野氏にとって、存在が大きすぎたものと思われます。元和2年(1616年)、牧野氏は越後長岡に5万石で転封され、それにより大胡城は廃城となりました。
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